楽天カードに取材して判った!各エラーコードの意味と復活方法!
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えっ!? 突然、何なの!
楽天カードの会員ページにログインしようとすると、ある日突然、エラーコード1や2といったエラーメッセージが表示されることがあります。
「ネットで調べると、どうも利用停止や強制解除になっているらしい…」
「しかも、復活は難しいとか、難しくないとか!?」
本日はそんな人に向けて、各エラーコードの「意味」と、復活が可能な場合の「復活方法」について解説したいと思います。
なお、復活が難しい方に対しては「代替策」も用意しているので、こちらも是非チェックしてみて下さい。
エラーコード1.の意味と復活方法
※実際に表示されるメッセージ
どんな時に表示される?
カードが利用停止になっている時に表示されるメッセージになります。
原因をザックリと言うと、楽天側から“リスクのある顧客”だと判断されてしまった為。
復活するには、カードの利用状況の改善が求められますが、その後、エラーコード2(強制解約)に移行することも多く、復活の可能性としては意外と低いのが特徴です。
何をしたらリスクある顧客だと判断されてしまうの?
原因は、楽天側からリスクある顧客だと判断された為、とありますが、気になるのは、具体的に何をしたら、そう判断されてしまうか? という点。
様々なパターンがあるのですが、例えばメジャーなもので言うと「延滞」や「途上与信」がこれに該当します。
延滞はそのままで、延滞を起こしたことにより、カードの利用にリスクが生じたため、利用を停止されてしまうというもの。
途上与信とは?
途上与信とはカード入会後に行われる「不定期、または、定期的な内部審査」(要は抜き打ち審査)のことで、利用状況をチェックしたところカードの利用に「問題あり」と判断された為、止められてしまうものになります。
具体的な途上与信の項目については、楽天の内部の人にしか分かりませんが、一般的には以下の項目を見ていると言われています。
- スコアリングが合格点を超えているか?
- 楽天カードでの借入残高や利用額は適正か?
- 楽天カードでのキャッシングの利用は無いか?
- 他社のクレカやカードローンなどへの新規申込は行っていないか?
- 他社での借入残高や利用額は適正か?
- 他人の保証人になっていないか?
- 他社にて増額申請を行っていないか?
- 他社にて延滞を起こしていないか?
- 携帯電話料金を延滞していないか?
- 楽天カード側から見て利益の出る顧客であるか?
- 登録情報(電話・住所・勤務先など)に誤りはないか?
この辺りの「楽天カードの途上与信では何を見ているのか?」 といった点に関しては、以下の記事でコッテリ解説しているので、詳細と復活方法をハッキリ知りたい方は、ぜひチェックしてみて下さい。
エラーコード1からの復活方法
延滞であれば、早期に延滞解消。途上与信であれば、引っ掛かっている項目の改善。
というように、対処法を説明するのは簡単ですが、実際には、上手く行かなかったり、復活までに思ったよりも時間がかかってしまうのがエラーコード1になります。
というのも、楽天側からリスクのある顧客だと判断されてしまっている訳ですから、それを覆すのは、そう簡単ではないからです。
延滞が原因の場合
延滞に関しては「料金を支払う!」
これ以外に解決方法はありません。
料金支払い後、1〜3営業日程度でコンピューターによる簡易審査が行われ、そこで「問題なし」との判断がでればカードが復活。
ただし料金を支払ったとしても、過去に複数回に渡り延滞を起こしていたり、長期の延滞を起こしているなど、利用状況が悪いと判断された場合には、そのままエラーコード2(強制解約)に移行することも多々あります。
不定期・定期的の内部審査に引っ掛かったことが原因の場合
まずは、何に引っ掛かっているか? を確かめる必要があります。
楽天コンタクトセンターに連絡し、何故、エラーコードが表示されているのか?を上手く聞き出して下さい。
ただし、電話をすれば必ず原因を教えてくれる訳でもありません。
エラー表示の際に、「問合わせて下さい」と書いてあるのに、連絡したら「総合的な判断により」という回答のみで全く話にならないことも多々あるからです。
理由は、審査に関する情報は企業の機密情報に該当するためです。
審査の内容やその基準というのは、「企業独自のノウハウ」であるため、対ユーザーであっても簡単に教えることは出来ないのですね。
もしも、教えてくれなかった場合には、こちらを参考に該当の項目を探ってみてください。
原因が分かったら、次は問題の解消です・・・
ただし、先ほども触れた通り、楽天カードは利用停止になっても明確な理由を教えてもらえないことも多い為、そもそも改善することが難しい場合もあるのですね。
そういった場合には、復活を諦めて、他のカードに乗り換えるのも1つの方法です。
何故なら、利用停止になっているカードの復活をただただ待ち続けるよりも、他のカードに乗り換えた方が話が早い場合もあるからです。
エラーコード2.の意味と復活方法
※実際に表示されるメッセージ
どんな時に表示される?
楽天カードが強制解約になってしまった場合に表示されるメッセージ。
残念ながら、強制解約の処分が確定した際に表示されるため、交渉の余地は全くなし。
エラーコード1やエラーコードAの「利用停止」から移行することも多く、表示された時点でカードの復活可能性はゼロになってしまいます。
エラーコード2が表示されても、再申し込みは可能?
再申込み自体は可能です。
ただ、審査に通るかどうかは別問題。
ただし、半年以内の申込みは、審査の土台に載ることなく即時で否決。
半年を超えている場合には、審査の上、可決か否決が決まりますが、過去にエラーコード2に該当したことが楽天内部のデータベースに残っている為、かなり厳しい結果が出ることが予想されます。
なお、さらに詳しく“強制解約後の再契約”について知りたい方は以下の記事を参照してください。
再入会に関してですが、個人的には無謀な申込をするよりも、初めから他社を検討した方が良いと言えます。
というのも、どこも新規のお客は欲しいですからね。
延滞にて信用情報が傷ついていない限りは、十分通る見込みはあると言えます。
ちなみに、2~3ヶ月以上滞納してしまった場合、信用情報機関に「異動情報」として登録されてしまうわ。
例えば、楽天カードが加盟している信用情報機関のひとつである「JICC」は、公式サイトで一部統計データを公開していて、以下の「異動情報」という項目がそれね。
参照先:信用情報に関する統計
JICCの統計データを見るだけでも、1,721.8万人のうち351.3万人が料金滞納によって信用情報にダメージを負っているわね。
なので、楽天カードの支払いを2~3ヶ月以上滞納していなければ問題ない、と考えていいわ。
エラーコードA.の意味と復活方法
※実際に表示されるメッセージ
どんな時に表示される?
料金未納によりネットキャッシングの機能を停止されている場合に表示されるメッセージ。
また、料金未納ではなくても、キャッシング枠がゼロになっている状態で、ネットキャッシングに申込んだ際にも表示されるとのこと。(楽天に問合わせ済み)
エラーコードAからの復活方法
延滞してしまっている場合には早期に延滞の解消を!
というのも、返済が遅れると料金支払い後に、エラーコード1や2に移行することが多々あるからです。
出来るだけ早期にコンタクトセンターへ連絡し、料金を支払うことをお勧めします。
エラーコードM.の意味と復活方法
※実際に表示されるメッセージ
どんな時に表示される?
増額申請(ショッピング枠・キャッシング枠)をe-NAVI(会員ページ)から行った際、「年収」を理由に、増額申請を否決とされた際に表示されるエラーコードになります。
要は、年収が足りず、増額申請の審査に落ちてしまった場合にエラーコードMが表示されるのですね。
エラーコードMからの復活方法
復活と言いますか、増額してもらうにはどうしたら良いか?という話になりますが、結論はこれしかありません。
ズバリ、収入を上げる。
結論としては単純ですが、難易度としては非常に高いと言えます。
当然、給料明細などの収入証明書の提出も必要となるでしょう。
また、それとは別にエラーコードMで注意しておきたいのは・・・これを機にエラーコード2の強制解約に移行してしまう可能性もあるという点です。
というのも、楽天カードは増額申請をきっかけに途上与信(不定期、または、定期的な内部審査)を行うことが多く、その結果によっては、エラーコード2に移行してしまうこと多々あるのですね。
ネットでもこの事例に該当している人が非常に多く、増額が不可になるだけではなく、カードまで解約されてしまうという最悪の事態がアチコチで起きています。
それでもどうしても枠を増額したい人へ
結論から言うと、楽天の増額は諦め、他社への新規申込を検討するのがお勧めです。
というのも、他社の新規申込であれば、審査に通る可能性があるからですね。
少なくとも、楽天の増額にこだわるよりはよっぽど確率は良いです。
何故なら、新規の顧客はどこも欲しいからです。
枠は希望しているよりも小さくなる可能性がありますが、それでも無いよりは全然マシです。
また、いつエラーコード2に移行してもおかしくない状態だと言えるので、今のうちにもう1枚カードを持っておけば、万が一の場合のリスクヘッジにもなります。
エラーコードG.の意味と復活方法
※実際に表示されるメッセージ
どんな時に表示される?
エラーコードMと非常に似ているのですが、少し異なります。
ズバリ、増額申請(ショッピング枠・キャッシング枠)を行った際に、「年収以外」の理由で否決となった場合に表示されるエラーコードになります。
エラーコードMが「年収」を理由に否決だったのに対し、Gは「年収以外」。
気になるのは、年収以外ってどんな理由があるの?という点。
これについては、厳密には楽天内部の人にしか分かりませんが、恐らくは、途上与信の項目に酷似しているかと思います。
途上与信の項目が気になる方は、以下の記事でじっくり説明してるので参照にしてください。
エラーコードGからの復活方法
これもなかなか難易度が高い言えます。
エラーコードMの場合は「年収」が原因ということがハッキリわかっていますが、Gは色々なパターンが予想されます。
まずはコンタクトセンターに連絡をし、増額がNGとなった原因・理由をしっかりと聞くことが必要になります。
ただ、エラーコード1の場合と同じく、問合わせれば必ず理由を教えてくれるという保証はなく、「総合的な判断により」と言われてしまう可能性もあります。
というのも、こういった審査に関する情報というのは、企業の機密情報に該当する為、外部には出来る限り漏らしたくないのですね。
実際、楽天側にも問合わせましたが、やはり、答えられる場合もあれば答えられない場合もあり、また、どういった場合に答えられるのか、答えられないか?も明言できないという説明でした。
どうしても枠を増額したい人へ
エラーコードMの場合と全く同じになりますが、他社への新規申込がお勧めです。
何故なら、楽天では「増額不可」という判断が出ていますが、それは、あくまでも楽天側の判断であって、他社の新規申込も通らないかというと、そうではないからです。
一般的に増額時の審査よりも、新規申込時の審査の方が通りやすいと言われてます。
また、どこも新規の顧客は欲しているので、通る見込みは十分あるのですね。
楽天カードの実績(クレヒス)もありますので、まっさらの人よりも有利です。
なお、お勧めのカードは以下の記事で紹介する3枚になります。
エラーコードC.の意味
※実際に表示されるメッセージ
どんな時に表示される?
パターンは基本的に2つあります。
1つ目は、楽天の内部システムにエラーが発生している時に、カード決済を行おうとした場合に表示されるというもの。
なお、この現象は、ネット決済だけではなく、通常の店舗やデパートで使用した場合にも表示されます。
カード決済が何故かできない! となった時は、楽天e-NAVIにログインしてみて下さい。
その際に、エラーコードCが表示されたら、ビンゴです。
2つ目は、「一度だけ利用可能なサービスを再度利用としようとした時」に表示されるというもの。
これだと訳がわからないと思うので、具体例を挙げると、「楽天ミニ保険」への申込みがこれに該当します。
楽天カードでは、ゴールド以上の楽天カード会員に対し、特典として楽天ミニ保険(楽天生命)というがん保険を無料でプレゼントしているのですが、これの申込みを二度行った際に、エラーコードCが表示されます。
要は、既に申し込み済みですよ、重複して申し込みはできませんよ、というのを伝えるのが2つ目の意味になります。
まとめ
いかがでしたか?
実際に楽天カードに電話調査を行い、各エラーコードの意味と復活方法を解説してきました。
個人的には、無事に復活できた人も出来なかった人も、リスク回避のため、もう1枚カードを持っておくことをお勧めします。
もう1枚カードを持っていれば、万が一のことがあっても慌てることなく落ち着いて対処することが出来るからですね。
FP監修者からのアドバイスコメント
【伊藤亮太】楽天カードにおけるエラーコードがどのような意味を持つかご理解いただけましたでしょうか?それぞれの対策方法が記載されていますが、場合によっては再契約ができない場合もあります。延滞による信用情報に傷がついていなければ、こうしたエラーの場合には、他社での申し込みを行い急場をしのぐといった方法も考えておかれたほうがよいかもしれません。
【吉原亜矢子】急にエラーコードがでてしまうと驚いてしまうかもしれませんが、焦らずまずは原因を確認し、早めに解消するように努めましょう。