Alipay(アリペイ)はこんな人におすすめ!
中国へショートステイする人(90日間)
中国の銀行口座を持っていない人
中国で簡単に買い物をしたい人
Alipay(アリペイ)は、世界最大のモバイル決済大国である中国国内で多くの人に使われているモバイル決済サービスのひとつ。
そのAlipayが短期間の旅行者にも使いやすくなりました!
Alipayアプリには訪中外国人のためのミニプログラム「Tour Pass」があり、携帯電話番号、パスポートまたはビザ、チャージ用のクレジットカードがあれば利用できるのです。
日本人は15日以内の滞在の場合、ビザが不要
もし中国への旅行などを予定しているなら、ぜひAlipayを使えるようにしておきましょう!
今回はAlipayのメリットや利用する上で気になること、インストール方法から「Tour Pass」の使い方まで徹底解説します!
(2019年11月26日現在)


今まで中国国内の銀行口座やら中国の電話番号やらが必要やったけど、それが必要なくなったんや。
かなり使いやすくなったAlipayについて詳しく紹介していくで~。
目次
Alipayの基本情報
Alipayと同様に中国国内でのモバイル決済利用のシェアを誇るWeChatPayは、現時点では外国人向けのサービスがありません。
利用するには中国国内の銀行口座が必要となるので、旅行などで訪れる人には利用しづらくなっています。
その点Alipayは、ミニプログラム「Tour Pass」で上海銀行のモバイルプリペイドカードを作ることによって、訪中外国人でも手軽に利用できるモバイル決済サービスです。
中国本土ではモバイル決済の普及が進み、現地の人で現金やクレジットカードを使う人はほとんどいないと言われています。
自動販売機や小さな商店、屋台などでもモバイル決済での支払いがメインとなるので、中国へ行くのであればぜひ利用できるようにしておきたいところです。
「Tour Pass」はAlipayアプリの中のミニプログラムなので、利用するためにはAlipayアプリのインストールが必要となります。
Alipayを使うメリット
中国でAlipayを使うメリットには具体的にどういったものがあるのか、見ていきましょう。
QRコード決済なので支払いが簡単
基本的にバーコードを読み取ってもらうかQRコードをスマホでスキャンするだけなので、決済方法がとても簡単!
ファストフード店などでは、テーブルに貼り付けられているQRコードをスマホで読み取ることでそのまま注文と支払いが完了という手軽さです。
電車の切符を買うとき、使える現金の種類が券売機によって違う場合もあり、結果的に「手持ちの現金では支払えなかった・・・」となると、また改めて並びなおさなくてはなりません。
そのようなときもAlipayを利用できるようにしておけば支払いに困りません。
現金を持ち歩かなくていいので安全
紙幣やクレジットカードのように偽造による詐欺にあう心配がないため、購入者だけではなく店舗側にもメリットがあるという理由から、中国ではモバイル決済の普及が進んでいます。
旅行者にとっても中国でのさまざまな支払いをAlipayで済ませることで、現金やクレジットカードを使う場面が少なくなり、現地通貨を利用するわずらわしさから解放され詐欺被害などのリスク回避にもなります。
Alipayを利用する上で気になること
Alipayのメリットがわかったところで、次にAlipayを利用する上での気になることをご紹介します。
入金できる上限金額は?
Tour Passに入金できる金額は最少で100人民元、上限は2,000人民元です。
1人民元は約15円なので、日本円にすると1,500円~30,000円くらいになります。
上海銀行のレートで計算されます。
チャージ手数料は?
チャージ手数料は2019年12月31日まで無料となっています。
それ以降には有料となる可能性はありますが、現時点では公式からのアナウンスがありません。
もし中国へ行く予定があるなら、12月31日までに必要な分のチャージを済ませておきましょう。
Tour Passは日本でも利用できる?
Tour Passは中国国内で訪中外国人が利用するためのミニプログラムなので、日本の店舗では利用できません。
現状では日本でAlipayを使いたい場合、通常どおり中国国内の銀行口座や中国の電話番号を用意する必要があります。
90日間の有効期限が過ぎたら残額はどうなる?
Tour Passの有効期限である90日が過ぎた場合、チャージした残額はチャージに利用したクレジットカードに自動的に払い戻されます。
もしチャージした分を使いきれず帰国しても安心です。
メリットや気になることがわかったところで、インストールの方法を解説します。
AlipayアプリのインストールからTour Pass利用開始までの流れ
Tour Passを利用するために、まずは以下のものがそろっているか確認しましょう。
- 携帯電話番号(日本で使っているものでOK)
- 有効なパスポートまたはビザ(15日以内の滞在はビザは不要)
- チャージに利用するクレジットカード
AlipayのアプリはiPhoneやApple Watchは「App Store」、Android端末は「Google Play」からインストールできます。
今回はApp StoreでiPhone端末にインストールする方法をご紹介します。
<1>App Storeで「Alipay」を検索したら【入手】をタップし、インストールを開始します。
<2>【Sign up】をタップします。
<3>以下の4種類の言語から1つ選択します。
<4>「Area Code」は最初【China】となっているので変更します。

<5>一覧から「Japan」を選択します。
<6>「090」や「080」などの最初の「0」を省いて携帯電話番号を入力し、【Sign up】をタップします。
<7>【Agree】をタップし、規約に同意します。
<8>入力した携帯電話宛てにSMSで4ケタの番号が届くので入力します。
<9>サインアップが完了し位置情報の設定確認が済むと、ホーム画面になります。
次にTour Passを利用するための入力に進みます。
ホーム画面に「Tour Pass」が出てきていない場合は、検索欄に「Tour Pass」と入力し検索。

<10>検索して出てきた「Tour Pass」をタップ。
<11>次にチャージする金額を決めます。
100、500、1,000から選択、または【Other Amount】で2,000までの好きな金額を入力。

<12>以下の項目をすべて入力し、左下にチェックを入れ【NEXT】をタップ。

「Passport Photo」で、15日以内の滞在ならパスポート(それ以上の滞在であればビザ)の指定されたページをアプリ上で撮影します。
チャージに利用できるクレジットカードの国際ブランドは、VISA、MasterCard、JCB、ダイナースクラブです。
【NEXT】をタップ後、注意事項を確認し、【Confirm&Pay】をタップ。
次の画面でチャージ金額を確認して【OK】をタップすれば完了です。
Tour Passを中国国内で利用する前に、パスワードの設定をしておきましょう。
Tour Passのホーム画面左下にある【Payment QR Code】をタップ。
次の画面で【Set Now】をタップします。
6ケタのパスワードを決めて入力し、確認画面でも同様に入力したら【Next】をタップします。
これでAlipayが使えるようになりました。
Alipayでの支払い方法
実際に中国でAlipayを使って支払う場合の方法は4パターンあります。
ステッカー型
ステッカー型は店頭に表示されているQRコードをスマホで読み取り指定された金額を入力し支払う方法で、中国で一番使われている決済方法です。
- アプリを開いてQRコードをスキャン
- 金額を入力してお店の人に確認してもらう
- 画面を確認して決済完了
POS型
支払い時、レジでスマホに表示されたバーコードを読み取ってもらう方法です。
- アプリを開いてバーコードを提示
- レジのバーコードリーダーで読み取ってもらう
- 読み取り後、決済完了
端末型、タブレット型
お店側があらかじめ金額など情報をタブレットや端末に入力し、そこに表示されたQRコードをスマホで読み取る決済方法です。
まとめ
中国では日本以上にモバイル決済の普及が進んでいます。
現金やクレジットカードの出番がほとんどないばかりか、モバイル決済しかできない店舗や施設もあるため、海外旅行者でもモバイル決済の利用は必須といえます。
もし中国へ行く予定があるなら、日本のクレジットカードでも簡単にチャージできるAlipayの「Tour Pass」がおすすめ!
今回の記事を参考に、渡航前にぜひ準備しておきましょう。
中国での普及率が高いモバイル決済の「Alipay」が海外旅行者などにも利用しやすくなったみたいですね!