この記事でわかること
クレジットカードの磁気不良の原因
クレジットカードの磁気不良対策と予防策
おすすめのサブカード
「クレジットカードに突然エラーが出てしまった!」
「カードになにが起こってるの?」
今まで普通に使えていたクレジットカードが突然エラーを出して困ってしまった経験はありませんか?
クレジットカードには磁気ストライプが埋め込まれており、その磁気によってカードが正常に作動する仕組みになっているのです。
そのため、磁気ストライプが不具合を起こしてしまうとカードが使えなくなってしまいます。
そんなクレジットカードの磁気不良は、さまざまな原因で起こるのです。
今回は、クレジットカードが磁気不良になる原因や磁気不良による不具合を防ぐ方法を詳しく紹介していきます。

クレジットカードの磁気不良対策として、あらかじめサブカードを発行しておくこともおすすめです。
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目次
クレジットカードの磁気不良はなぜ起こる?
どんなクレジットカードでも、カードの裏側に磁気ストライプという黒い帯が貼ってあります。
磁気ストライプにクレジットカード情報が記録されており、磁気ストライプを専用の端末で読み取ることでデータを読み出す仕組みになっているのです。
この磁気ストライプが何らかの理由で破損すると、磁気不良が起こってしまいます。

2019年現在では、磁気ストライプだけでなくICチップが埋め込まれているクレジットカードが普及し始めています。
このICチップがあることで黒い帯が反応しなくても、読み取りをおこなうことが可能です。
そのため、磁気ストライプの不良に気付かないことも少なくありません。
ですが一部の店舗では、未だに磁気ストライプ情報を使った手続きをおこなう場合もあります。
そんなときに、磁気不良のまま店舗でクレジットカードを使うと、磁気ストライプ専用の読み取り機では支払いができず困ってしまう結果になるわけです。
「いつもは使えているのになんで急にカードが使えないの?」となったことがある方は、磁気不良が原因の可能性が高いといえます。
支払い時にクレジットカードで困らないためにも、磁気ストライプが不良になる原因を理解しておきましょう。
クレジットカードが使えなくなる6つの原因
原因1:磁気の強いものと一緒に保管した

クレジットカードが使えなくなる原因の1つ目に、磁気の強いものと一緒に保管していることが挙げられます。
磁気の強いものにはスマートフォン・カードキー・スピーカー・テレビなど、日常生活でよく利用するものも多くあり、クレジットカードが入った財布の上にカードキーやスマホを置くだけで磁気不良を起こしてしまうのです。
また、通勤中や通学中にカバンの中にまとめて入れたり、複数のクレジットカードを重ねて保管したりする場合も、磁気不良の原因につながります。
クレジットカードが磁気に弱いことは、クレジットカードの注意事項にも記載されています。
それほど、磁気ストライプやICチップは磁気に弱いのです。
クレジットカードを丁寧に使っているのに磁気不良を起こした方が陥りやすい原因なので、しっかりと理解しておきましょう。
原因2:磁気ストライプの汚れ

磁気不良の原因2つ目は、磁気部分の汚れです。
主に、磁気ストライプやICチップに指紋やホコリが付くことで正常に読み取れなくなってしまいます。
レストランなどで会計時に使うからと、テーブルの上にクレジットカードを用意し始める方は要注意です。
手には食事の食べかすが付いているかもしれませんし、カードの上に食べ物が付いてしまうケースもありえます。
まずは、磁気は汚れに弱いことを知っておくことが大切です。
これだけでも、カードの扱い方がまったく違ってくるでしょう。
でも、汚れが付いているからとゴシゴシ擦ってはいけません。
後で紹介しますが、擦ることも傷の原因となります。
思っている以上に磁気ストライプやICチップは繊細なので、使うギリギリまで財布の中にしまっておきましょう。
原因3:熱(高温)
磁気不良の原因3つ目は熱です。
確かに「クレジットカードはプラスチックだから熱に弱い」と思う方もいるでしょう。
クレジットカードの耐熱温度は50度になります。
そのため、50度を超えた場所では磁気不良を起こすということになります。
たとえば車や乾燥機の中、ドライヤーの使用などが挙げられます。
実際に車の中に置きっぱなしにして、熱でカードが曲がってしまったというケースは少なくありません。
特に夏場の車内は余裕で50度を超えるため危険です。
誤って乾燥機に入れた場合も諦めたほうがいいかもしれません。
また、うっかりクレジットカードを水没させてしまい、乾燥させるためにドライヤーの熱風をあててもカードは曲がってしまいます。
上記は一例ですが、ほかにもさまざまなシチュエーションで熱による磁気不良は起こるでしょう。
磁気不良を起こさないように、耐熱温度をしっかりと把握して高温には十分注意することが大切です。
原因4:強い衝撃による折れ曲がり
磁気不良の原因4つ目は、物理的な衝撃です。
衝撃と聞くとカードが割れたと勘違いする方もいますが、折れ曲がってしまったケースも含まれます。
「うっかり落として誤って曲げてしまったけれど、これくらいなら問題ない」という考えが一番危険です。
このような考えになるのは、日常で何度もカードを落として実際に磁気不良が起きていないからだともいえるかもしれません。
しかし、それはたまたま磁気ストライプやICチップが損傷しなかっただけのこと。
また、そのときは使えても小さな傷が大きくなれば使えなくなってしまいます。
ほかにも、財布をお尻のポケットに入れて椅子に座る、一緒に洗濯をしてしまったなども強い衝撃に含まれるので注意が必要です。
原因5:水分
磁気不良の原因5つ目は水分によるものです。
クレジットカードはプラスチックなので水分には影響ありません。
しかし、磁気ストライプやICチップはある条件が重なると少しの水分でも壊れてしまう可能性があります。
主に水に濡れるケースは雨に濡れた、水没させてしまった、飲み物がかかってしまったなどです。
でも、すべてのケースで必ず磁気不良を起こすわけではありません。
そもそも、磁気ストライプやICチップには防水加工がされています。
そのため、きれいな状態なら心配ないのです。
ただし、少しでも傷があれば中に水が侵入するので磁気不良の原因となってしまいます。
つまり、水分+傷の条件が重なると磁気不良につながるわけです。
そんな水分での一番危険なものが洗濯機です。
洗濯機はクレジットカードを簡単に傷つけてしまいます。
そのため、洗濯機にクレジットカードを間違っても入れてはいけません。
このように、クレジットカードは基本的には水からの影響は受けにくいと考えておきましょう。
ただ、水をふき取る際には優しく扱うようにするとベストです。
原因6:磁気ストライプの擦れ傷

磁気不良の原因6つ目は、磁気が擦れて傷が付くことです。
クレジットカードは一般的に財布の中に入れているでしょう。
カードを使うときは、大きな買い物をする、急な食事で現金を持ち合わせていないとき多いと思います。
そのため、どうしても財布に入れることになります。
そうして頻繁にカードを出し入れすると磁気が擦れて細かい傷が入ってしまいます。
これは正直、財布に入れている以上仕方がありません。
そのために、クレジットカードには5年の有効期限があり、更新をして磁気不良を最小限に抑えているのです。
しかし常に現金を使わずカードで決済する方は、5年も持たず磁気不良になってしまう可能性が高いのです。
この擦れによる原因は、使えば使うほどひどくなります。
そのため、専用のケースに入れることや磁気ストライプに極力触れないなど、カードを擦れにくい状態にしてあげることが重要です。
それでも傷はつきやすいので、取り扱いには十分注意しましょう。
クレジットカードが使えなくなる前に取るべき対処法
対処法1:やわらかい布で拭く
クレジットカードの磁気部分に汚れや水が付いてしまった場合は磁気部分を布で拭きましょう。
最もよいのはメガネ拭きのようなやわらかい布です。
メガネ拭きに使う布は磁気ストライプやICチップに傷をつけにくい性質があります。
ホコリや指紋がついた程度なら、これで簡単に使えるようになることもあります。
逆に使ってはいけないものは湿った布や硬い布です。
拭くとかえって磁気不良がひどくなる可能性があるのでやめましょう。
ここで気を付けておきたいのは、クレジットカードの本体を拭く場合です。
クレジットカードの裏側の署名を誤って消してしまうと使えなくなってしまいます。
クレジットカードは署名蘭を拭き取る、書き換えるなどの行為がおこなわれた場合、セキュリティ上エラーが出るようになっています。
間違って拭き取った場合は、新しいカードに交換しなければならなくなるので注意が必要です。
加えて、きれいにする目的で除光液やアルコールで拭くと、署名蘭も簡単に消えてしまうので使わないようにしましょう。
対処法2:消しゴムでこする
次に、ICチップが錆びてしまったなど布では取り切れない汚れの対処法です。
この場合は、消しゴムを活用します。

「消しゴム?」と思う方もいるかもしれませんが、軽く擦る程度なら傷をつける心配はないので安心です。
手順としては、消しゴムで汚れを擦り取り、そして布で拭き取ります。
これだけで頑固な汚れも取り除くことが可能です。
また、クレジットカードの汚れを取りたい場合は、石鹸やクリーナーを使いましょう。
クレジットカードは洗剤に強いのでかなり有効です。
クレジットカードをピカピカにすることで愛着も湧き、扱い方も変わってくるかもしれません。
磁気不良が起こっても慌てず、きれいにすることから始めてみましょう。
対処法3:カードを再発行する
最も簡単に解決する方法が再発行です。
上記に挙げた対処法は、あくまでもホコリや指紋などの汚れ、水などの場合に限ります。
すでに磁気ストライプやICチップに傷が付いている場合、復旧は困難です。
また、原因がはっきりわからない場合も同様に再発行をしたほうが早いでしょう。
そして再発行をする際、気を付けておきたいことはカード番号です。
再発行をする理由が盗難や紛失の場合は、セキュリティ上カード番号が変わってしまいます。
そのため、クレジットカードで公共料金や賃貸料を支払っている方は再発行後にすべてカード番号を変更しなければなりません。
実際におこなったらわかりますが、カードに登録している情報を調べて変更するのはかなり面倒なことなのです。
一方、経年劣化や磁気不良などといった理由でカードの再発行をする場合はカード番号が変わりません。
そのため再発行後に面倒な手続きをする必要もなく、今まで通り使うことができます。
ただし、カード会社によってはカード裏面のセキュリティコードが変わることがあるので注意が必要です。
再発行の手順は、カードが使えなくなったらクレジットカード会社に連絡をして、カードの再発行をしてもらうだけなので簡単です。
連絡先もカード裏面に書いてありますし、確認しにくければネットで検索すれば確認できます。
また、ネット上で再発行を申し込めるカード会社もあるので、電話をする時間が取れない方は公式サイトでお願いするとよいでしょう。
再発行をして新しいカードが届くまでは数日から数週間かかる場合がありますが、待つだけなので手間はかかりません。
クレジットカードを使い続けたいのなら、再発行を上手く活用しましょう。
▼カード番号の重要性についてさらに知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
クレジットカード再発行の注意点
クレジットカードの再発行には注意点もあるのでしっかりと理解しておきましょう。
まず、先ほど紹介したように紛失・盗難の場合はカード番号が新しくなります。
その際、クレジットカードで引き落としている公共料金がある、ネットショッピングでカード情報を登録しているなどの場合は速やかにカード情報の変更が必要です。
忘れると引き落としがかからず、延滞につながるので注意しましょう。
今回紹介しているケースは磁気不良なのであまり気にすることはありません。
知識として頭に入れる程度でいいでしょう。
ただし、オンライン決済やEC決済をおこなっている方はセキュリティコードの変更はしなければならないケースもあります。
再発行のタイミングで再審査をおこなうケースがあることも知っておきましょう。
これはどんな状況で再発行をしても対象となるので注意が必要です。
この再審査は、新規でカードを作るときほど厳しくはありません。
主に対象となるのは、カード会社からの信用と支払い状況です。
カード会社は一定のタイミングで再審査をおこない、利用者の情報を更新しています。
これはセキュリティの強化や延滞履歴の整理などが目的です。
そのため、再発行をする前に延滞が多い、利用残高がなかなか減らないなどの場合、審査に落とされてしまいます。
当然、新たな利用ができなくなるでしょう。
再審査に落ちないように、日頃から納期までに支払いを済ませておくことが大切です。
また、再発行するときに手数料が発生するケースもあります。
手数料の有無や料金はカード会社やカードの種類でも変わってくるので、公式サイトなどで確認しておきましょう。
▼クレジットカードの再発行については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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クレジットカードの磁気ストライプを守るための予防法
予防法1:保管方法を変える
磁気不良の予防法はクレジットカードを適切に保管することです。
この保管方法を変えるだけで磁気不良を起こしにくくできます。
まず、クレジットカードはそれぞれ独立させて保管しましょう。
特に上記で説明した通り、磁気部分が触れ合うように重ねると磁気不良の原因となります。
財布の中でもクレジットカードがほかのカードと当たらないように入れておく一手間も予防につながります。
さらに、磁気の強いものの近くには置かないようにしましょう。
スマホなどの電子機器はもちろんですが、カバンのボタンがマグネットになっている物も要注意です。
できるだけ、磁気を発するものがない場所で保管をすれば安心でしょう。
ほかにも、クレジットカードを複数枚持っている方は分類に分けて保管する方法がベストです。
日常で頻繁に使うカードは財布に入れます。
その他、使用頻度が少ないカードは自宅で保管をしましょう。
この方法なら防犯対策にもつながりますし、磁気干渉の可能性を減らすことができるからです。
このような保管方法をするうえで管理も必要となります。
どこに何のカードがあるかを把握して、磁気不良を最小限に予防できる方法を実践していきましょう。
▼万が一クレジットカードを紛失してしまった場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
予防法2:丁寧に取り扱う
2つ目の磁気不良を予防する方法はクレジットカードを丁寧に取り扱うことです。
先ほど紹介した磁気不良の原因は、カード利用者の使用状況にも関係しています。
思っている以上にクレジットカードは繊細で傷に弱いのが理解できたのではないでしょうか。
また、少し汚れたり折れ曲がったりしても使えなくなります。
そのため、乱暴な取り扱いはしないことが大切です。
また、カードだけでなく財布も丁寧に取り扱うことが重要です。
クレジットカードを入れている財布の扱いがひどければ、当然カードにも影響が出てきます。
財布を投げる、お尻で潰すなどの行為は控えましょう。
ほかにも、家のなかでクレジットカードを出しっぱなしにする、車のダッシュボードに入れっぱなしにするなどは危険です。
日本クレジット協会の被害でも、空き巣や車上荒らしの事例は数多くあります。
(参照元:クレジットカード不正利用被害の発生状況)
クレジットカードを持つのであれば、丁寧な取り扱いをするようにしましょう。
たったこれだけで、クレジットカードのトラブルを抑えられる可能性があることを意識することが重要です。
予防法3:カードを複数所持しておく
3つ目の磁気不良を予防する方法は、クレジットカードを複数枚所持することです。
「クレジットカードなんて1枚あれば十分!」と考える方もいるかもしれませんが、クレジットカードを1枚しか所持していないと、使えなくなったときに不便です。
クレジットカードの持ち過ぎも管理が大変ですが、2~3枚程度なら問題ありません。
たとえ磁気不良で1枚がダメになってもほかのカードで代用できるので安心です。
また、海外旅行など急にお金を引き出せない状況の場合に、クレジットカードが1枚だと不安です。
なくしてしまうリスクを考慮しても、やはりクレジットカードは複数枚あった方が心の平穏にもつながることでしょう。
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▼クレジットカードを複数枚所持するメリットについては、こちらの記事をご覧ください。
磁気不良の対策法としてやってはいけないこと

もしクレジットカードが使えなくなっても、この3つの方法はやっちゃダメですよ!
カードの形を力づくで元に戻す
1つ目が、折れ曲がった部分を元に戻そうとさらにカードに力を加えることです。
力ずくで直そうとしても、破損の原因につながるだけなのでやめましょう。
逆に、折り曲がったカードをATMに使えば機械が故障する原因になるので、諦めて再発行をするのが最適です。
ドライヤーをあてる

2つ目は水分を飛ばすためにドライヤーをあてることです。
先述したとおり、クレジットカードは熱に弱いため、ドライヤーの熱であっても磁気破損の原因になります。
そのため、ドライヤーを使わずに自然乾燥させましょう。
クレジットカードは水に強いので、早く乾かさなければならない必要もありません。
磁気ストライプにセロテープを貼る
3つ目は磁気ストライプにセロテープを貼る行為です。
この方法は、インターネット上でセロテープを貼ると使えるようになるという情報も出ていますが、おすすめできない方法です。
なぜなら、この方法はセロテープを剥がしたら磁気まで剥がれてしまう可能性があり、大きなリスクを伴うのです。
直すはずが逆に傷を広げてしまう可能性があります。
安全を考えて、やめておいたほうが無難でしょう。
まとめ
クレジットカードの弱点は強い磁気・熱・衝撃・水分・汚れ
カードは丁寧に取り扱い、状態が悪い場合は再発行を依頼する
念のためサブカードを発行しておくのもおすすめ
クレジットカードの磁気不良には、さまざまな原因があります。
その原因は自分自身が作り出していることもあるのです。
まずは、磁気不良の原因や対処法を知って正しい使い方をマスターしましょう。
そうすれば、磁気不良になる可能性はかなり軽減でき、面倒なトラブルが起こりにくくなります。
とはいえ、大切に扱っていても磁気不良は起こってしまうこともあります。
いざというときに使えるカードも現金もないと困ってしまうので、念のためにサブカードを発行しておくのもぜひご検討ください。
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クレジットカードが突然使えなくなるのは焦ってしまいますよね。
水に濡れたり、雑な扱いをするのは磁気不良の原因なので要注意!