目次
Apple Payとは

Apple PayはiPhoneやApple Watchを使った決済サービスであり、クレジットカードやSuicaなどの情報を取り込むことでiPhoneにその情報を格納し、自由に使用することができるのが特徴。
読み込み方はとても簡単で、クレジットカードの券面をスキャンしたり、Suicaの上にiPhoneを置いたりするだけで自動的にiPhoneに情報が移行します。
QUICPayやiDといった電子マネー機能を利用するため、「QUICPay加盟店」もしくは「iD加盟店」のレジなら決済が可能です。
【目的別】Apple Pay対応おすすめクレジットカード
ほとんどのクレジットカードでApple Payは利用可能。 Apple Payに登録したクレジットカードを自分ならどのように使うのか、利用目的で選ぶのがおすすめです。
ここでは、「Suicaを使う」「コンビニでよくお買い物をする」「とにかくポイントを貯めたい」という方向けのクレジットカードをご紹介していきます。
Suicaユーザーにおすすめのクレジットカード
電気代やショッピングにSuicaを利用する方には、Suica機能が搭載されたビューカードがおすすめ!
ビューカードなら定期代の購入やSuicaへのチャージなどの際、ポイントがなんと通常の3倍貯まってお得です。
- 「ビュー・スイカ」カード:定期券機能付き。ビューカードの中では数少ない家族カードの追加が可能。利用代金明細書をWeb明細にすることで年会費分以上のポイントが還元。
- ビックカメラSuicaカード:ビックカメラでの支払いで10%のビックポイントが付与。普段のお買い物でもビックポイントとJRE POINTを合わせて1%の還元率に。
コンビニユーザーにおすすめのクレジットカード
日常的にコンビニでお買い物をする場合にもApple Payでの支払いは便利!
現金やクレジットカードをお財布からわざわざ出さなくても、iPhoneまたはApple Watchでスマートに支払いができます。
さらにコンビニ利用にお得なクレジットカードを選べばよりお得!
※商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
高還元率クレジットカード
ポイントを貯めたいのであれば高還元率カードを選びましょう。
一般的に、高還元率とは1%以上を言います。
特別なキャンペーンに参加しなくても、普段から1%以上の還元率が設定されているカードを積極的に支払いに使えば、ポイントがどんどん貯まっていきます。
- JCB CARD W:ポイント還元率1%。新規入会後3か月間は2%にアップ。
- Orico Card THE POINT:ポイント還元率1%。新規入会後6か月間は2%にアップ。
- リクルートカード:ポイント還元率はどこでも1.2%。「じゃらんnet」や「ポンパレモール」などのリクルートのネットサービスの利用でさらにポイントアップ。
ランキングで比較
JCB CARD W
JCB CARD Wのおすすめのポイント!39歳以下で女性の方におすすめ!
新規入会後3か月間は2%にアップ!
女性専用の保険「お守リンダ」付帯
最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
電子マネー「QUICPay」搭載
キャンペーン情報- Amazon.co.jp利用でポイント30%キャッシュバック!(5千円まで)
- 家族カード入会でJCBギフトカード最大4,000円分プレゼント!
Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINTのおすすめのポイント!ポイントをたくさん貯めたい方におすすめ!
電子マネー「iD」「QUICPay」が搭載
ETCカード・家族カードを無料で発行可能!
利用可能枠が最大300万円と高額
入会後6か月間はポイント2倍(2%)!
キャンペーン情報- 新規入会&カード利用で最大8,000円相当のオリコポイントをプレゼント!
- Amazonの支払いで抽選で10,000名様に1,000円相当のオリコポイントをプレゼント!
ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードのおすすめのポイント!ビックカメラでお買い物をする&JR東日本の電車に乗る方におすすめ!
Suicaへのクレジットチャージでポイント還元率1.5%!
ビックカメラでのお買い物で最大ポイント還元率10%!
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電子マネー「iD」搭載
リクルートカード
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Apple Payの機能
iPhoneユーザーの要望でとくに多かったもののひとつに「おサイフケータイのような、端末による決済機能を搭載して欲しい」というものがありました。
日本では携帯電話(ガラケー)の時代から決済機能が搭載されており、それらに慣れた人から見るとiPhoneは不便に感じるシーンが多いためだと思われます。
Apple Pay(アップルペイ)は、その期待に応えて登場したiPhone独自の決済機能です。
しかし、従来のおサイフケータイとはちょっと違う仕様となっています。
ここでは、そんなApple Payを便利に使いこなす方法について解説をしていきます。
Apple Pay は電子マネーではない
Apple PayはiPhone搭載の電子決済システムのこと。
QUICPayやiDという電子マネーを利用した支払い方法であり、Apple Pay自体は電子マネーではありません。
Apple Payを利用するためには「Wallet」という専用アプリにQUICPayまたはiD対応のクレジットカードやSuica、ポイントカード、プリペイドカードなどを登録する必要があります。
今後は各種デビットカードなど、登録可能なカードの幅が広がっていくと予想されます。
Apple Payでできること
それではApplePayで何ができるのかを見てみましょう。
現在(2020年6月時点)の機能で対応しているのは次の通りです。
- モバイルSuica
- 店舗での支払い
- Web上での支払い
モバイルSuica
Apple PayはモバイルSuicaに完全対応!
電車、自販機、コンビニ、バスなどSuicaが利用できるところではすべてApple Payが使えます。
さらにWalletアプリに登録したSuicaをあらかじめエクスプレスカードとして設定しておけば、指紋認証や顔認証といった生体認証なしで自動改札機を通過することができます。
また、新しくSuicaを購入して設定できる他、すでに持っているSuicaカードからのデータ移行も可能です。
移行後は既存のカードは使えなくなりますが、デポジット分もしっかり戻るので得した気分になれます。 PASMOは非対応
店舗での支払い
店舗での支払いでは、Apple Pay、Suica、iD、QUICPayのマークがあるお店で利用できます。
Edyやnanacoのような他の電子マネーと同じく、iPhoneをレジの読み取り端末にかざして支払いを行います。
利用可能な範囲は非常に広く、大手コンビニチェーン店やドーナツチェーン、レストラン、ショッピングモール、ガソリンスタンド、書店などほとんどの業種で対応しています。
ただし、個人商店や地方の小規模チェーンなどでは対応不可の場合もあるので、該当の店舗で利用したい場合は事前にチェックしておきましょう。
Web上での支払い
Apple PayはオンラインショッピングなどのWebでの支払いにも便利!
お買い物先のページで支払い方法にApple Payがあれば、iPhoneやApple Watchはもちろん、Touch IDを搭載したMacでもApple Payで支払うことが可能です。
また、改めてカード情報を入力する必要もなく、スムーズ勝つ安全に決済を済ませることができます。
使用するインターネットブラウザはSafariである必要があります。
Apple Payのメリット

複数のカードをまとめられる
Apple PayはiPhone8、iPhone8Plus以降なら12枚、それ以前の機種では8枚までカードを登録できます。
全てのカードをお財布に入れているとパンパンになってしまいますが、Apple Payがあれば0枚に!
もちろん現金も少なくて済むので、鞄やポケットに分厚い財布を入れる必要はなくなります。
Suicaのデポジットが不要
Apple PayはSuicaを登録すると一層便利になります。
なかには「まだSuicaカードを持っていないから作ろう」という方がいるかもしれませんが、Apple Payがあれば必要ありません。
代わりにモバイルSuicaのアプリをダウンロードしましょう。
すでにSuicaカードを持っている場合は、Apple PayにSuicaを登録することでデポジット500円がSuicaの残高に追加されます。※ Suicaカードは使えなくなります。
- Walletアプリを開いて「+」をタップ
- 「次へ」「Suica」の順にタップ
- カード裏面記載の下4桁の数字を「カード番号」に入力
- iPhoneの上部をSuicaカードの中央部にしばらく置く数分かかる場合があります。
セキュリティ性が高い
手軽に利用できるApple Payですが、不正利用の危険性について気になる方もいるのではないでしょうか?
実はApple Payにカードを読み込む際、カード番号などの情報がそのままiPhoneなどに登録・保存されるわけではありません。
登録するiPhone固有の番号が割り当てられるため、支払いの際にもお買い物先のお店でカード情報を知ることはできません。
また、Apple Payを利用する場合は指紋認証や顔認証が必要となるため、本人以外が不正利用することは難しいでしょう。
そのためクレジットカードなどをそのまま出すよりも、Apple Payを利用すればより安全に支払いができます。
Apple Payのデメリット
Apple Payにはデメリットもあるので、いざ使おうとしたときに慌てないようにしましょう。

支払いに手間がかかることがある
慣れないうちはiPhoneの操作に戸惑い、現金で支払う以上に時間がかかってしまうことがあります。
操作に慣れてきても、指紋認証や顔認証に手間取ってしまうこともあるでしょう。
また、店員のほうが操作に不慣れで時間がかかったり、場合によっては断られてしまうこともありえます。
ですが、Apple Payは使い方を理解し、慣れればとても便利な支払い方法なので、この後にご紹介する使い方もぜひご覧ください。
iPhoneのバッテリー切れに注意が必要
iPhoneに様々な機能を集約すると、いざバッテリー切れになってしまったときに何もできなくなります。
普段からiPhoneの利用が多い場合は、モバイルバッテリーを持ち歩くか、他のカードや現金を用意しておきましょう。
ちなみにSuicaの場合はiPhone XSやiPhone XR以降の機種でエクスプレスカード設定をしておけば、もしバッテリー切れになった場合も最大5時間は予備電力があるので安心です。
ポイント還元率が下がることがある
たとえばビックカメラSuicaカードをビックカメラで使った場合、ポイント還元率は10%です。
しかしApple Payにカードを登録して使った場合、電子マネー(QUICPay)での支払いとみなされてポイント還元率が8%に落ちてしまいます。
そのため、ビックカメラでの支払いはビックカメラSuicaカードそのものを出して支払うほうがお得です。
Visaブランドは店舗でのみ利用可能
国際ブランドがVisaのカードは店頭でならApple Payが利用できますが、オンライン決済の支払いカードに選ぶことはできません。
そのため、Apple Payに登録したSuicaにチャージする際もVisaカードは使えないので注意が必要です。
さまざまな支払いに対応できるよう、Apple PayにはMastercardやJCBなどの国際ブランドのカードも登録しておくとよいでしょう。
Apple Payの使い方
Apple Payにカードを登録する方法
Apple Payを利用するためには、手元のカードを設定する必要があります。
これを行わなければ空箱のようなものです。 設定方法は次の2つです。
- Walletアプリ起動⇒「+」をタップ
- トップ画面「設定」⇒「WalletとApple Pay」⇒「カードを追加」
カードの種類で「クレジット/プリペイドカード」を選ぶと、カメラが起動します。
続いてセキュリティコードを入力、クレジットカード会社とSMSか電話での認証が行われます。
Apple Payの買い物時の使い方
Touch IDを使う場合
- 店員にQUICPay(もしくはiD)で支払うことを伝える
- Touch ID(指紋認証センサー)に指を置く
- iPhoneの上側をリーダーにかざす
Face IDを使う場合
- 店員にQUICPay(もしくはiD)で支払うことを伝える
- サイドボタンをダブルクリックする(Apple Payが起動する)
- iPhoneの画面を見る(顔認証)
- iPhoneの上側をリーダーにかざす
Apple Payが使える場所と対応クレジットカード
Apple Payは、Apple Payのロゴが表示されている店舗はもちろん、QUICPayとiDが使える店舗でも利用可能です。
クレジットカードを登録するとQUICPayかiDで設定されます。
このときどちらかの選択はできず、登録するカードによって決定されます。
QUICPay | iD |
---|---|
楽天カード | 三井住友カード |
JCBカード | ライフカード |
MUFGカード | dカード |
オリコカード | セディナカード |
ビューカード | イオンカード |
セゾンカード | ポケットカード |
ヤフーカード | |
ジャックスカード | |
エポスカード | |
リクルートカード | |
アメリカン・エキスプレス・カード | |
ダイナースクラブカード | |
au WALLETクレジットカード |
ApplePay を利用する際の注意点
店舗で利用する場合、Android端末や電子マネー搭載カードは専用リーダーに軽くタッチして読み取りますが、iPhoneはまずWalletアプリを起動させる必要があります。
事前に「ロック中にアクセスを許可」の設定と「ホームボタンをダブルクリック」をオンにしておけば、ロック中でもWalletアプリの起動と生体認証を一度に済ませることが可能。
初期設定で自動的にそのようになっているはずですが、念のため利用する前に設定の確認をしておきましょう。
Apple PayにはSuicaを登録するのがおすすめ!
Apple Payの最大の魅力の一つは、何と言ってもSuica機能が使える点でしょう。
Suicaを新規に取得する場合は、ダウンロードしたアプリ内から行います。
すでにSuicaが手元にある場合には、Walletアプリで「カード追加」を選択後、手順に従うとSuicaの番号を要求されます。
その後、iPhone本体をSuicaに重ねるだけでデータ移行が完了し、残高が表示されるようになります。
定期券のデータも同じく簡単に移行することが可能です。
Suica1つで通勤・通学・お買い物がスマート!
電車の改札を通る際、わざわざ定期ケースを取り出す手間が省けます。
Suicaが使える店舗や自動販売機などのお買い物もお財布いらず!
iPhone1台を持つだけで、通勤・通学、お買い物が済むようになります。
Suicaのチャージが一層便利!
いつでもどこでもSuicaにチャージができます。 もちろんビューカードならポイント還元率が3倍(1.5%)!
Suicaでの支払いを中心にすれば、クレジット払い以上のポイントが貯まります。
Suicaを使う際の注意点
- ビューカードと一体型のSuicaはApple Payに登録できない
- Apple PayからSuicaにチャージするとき、VISAブランドのビューカードは使えない
- Suicaチャージの限度額は2万円
Apple PayにSuicaを追加する方法、おすすめのカードなどはこちらをご覧ください。

Apple PayにSuica追加でお得&便利な使い方を徹底解説
Apple Payが使える端末一覧
最後に、交通機関・店舗でApple Payを使える端末をご紹介します。 2020年6月時点
製品 | 交通機関 | 店舗 | アプリ内 | ウェブ上 |
---|---|---|---|---|
| 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
iPhone6s、iPhone6s Plus、iPhone6、iPhone6 Plus、iPhone SE(第1世代) | 〇 | 〇 | ||
| 〇 | 〇 | 〇 | |
| 〇 | |||
Touch IDもしくはFace IDを搭載したiPad Pro、iPad Air、iPad miniのモデル | 〇 | 〇 | ||
2012年以降に発売されたMacモデル | 〇 |
まとめ
日本のiPhoneユーザーの声を受け、おサイフケータイに匹敵するサービスを搭載したApplePay。
まだ融通がきかない部分も多少見受けられますが、自動改札の利用やコンビニでの買い物など、日常生活で便利になるシーンはたくさんあります。
Apple Pay はセキュリティに優れた電子決済システムとも言われています。
使い慣れるほどに、さらに快適なiPhoneライフを楽しめることでしょう。